ディベートとは一つのテーマに対して、
自分の立場を選んで、
どれだけ反対の立場の人を説得できるか。という・・・
あの、討論会です!日本の小学校とか中学校でやる、
議長さんがいて、書記さんが居てーみたいな!
そう!私の苦手なディベート先輩。
さあなぜ、ライティングのコースなのに、
ディベートをしたのかというと・・・
違う立場の人の意見を知るためです。
例えば、「今の時代に同窓会は必要か必要じゃないか。」
というのがディベートのテーマだとします。
で、もし「必要だと思う。」という立場を選んだ場合、
「必要ではない。」と思っている人をどれだけ
「必要だ。」と思わせることができるか。
どれだけ説得できるかですよね。
エッセイを書くのも同じです。
「同窓会は、今の時代でも必要。するべき!」って思ったら
読者のみんなが、「あー、確かに、必要なのかもなー。」と
思えるようなものを書かなければいけません。
そう思わせるためは、
同窓会の素晴らしい点を挙げていくだけでは、
「いや、同窓会なんてやらなくてもいいんじゃないの?」と
思ってる読者様を、「必要なのかも。」と
思わせることはできません。
説得するために必要なのが、
自分とはちがう立場のひとの
意見や、言い分を知る事なんです。
自分の意見が「同窓会は必要だ。」でも、
「必要ではない。」と思っている人が
なぜ「必要じゃない。」と思っているのかを
知らない限り、説得ってできないじゃないですか。
ディベートは、反対の立場の人の意見を
聞くのに最適な方法なんです!
別にかしこまったかんじじゃなくても、
カジュアルにお友達とひとつのテーマについて
話し合うのだって、立派な”ディベート”だと思います。
例えば・・・・
A:「同窓会は、今の時代も必要!だって、何年も会ってなかったり、
昔は仲よかった。とかそういう人たちとまた会って、お話とかして、
こうお互いをなにかしら刺激し合えるじゃん?
「この人こんな風になってたんだ、私もまだまだだなー。」てきな!
だから、Bちゃんまじで同窓会くるべき!!」
B:「いやいや、今時同窓会なんていらないよ。LINEやTwitterで
まあ繋がりたい人とはつながれるし、お互いの近状だって報告し合えるし
わざわざ会う意味がわからない。」
A:「Bちゃんが言うこともわかる。
こう・・・実際にあって話すって
相手の表情とかダイレクトに伝わってくるから、
体力いるしねー・・・。でも人脈は大切!いろんな人と
リアルに繋がってるのと、画面上で”繋がる”のはちがうじゃん。」
B:「えーいや、確かにね、ちがうよ、LINEと実際に会うってのは。でも、
なんか照れくさいじゃん・・・。笑 全く数年間話してない人とかももちろん会場に
いるわけでしょ? 気まずいし・・・なー・・・。」
A:「そうね、気まずいは気まずいかもしれないけど、会っちゃえばみんな
昔みたいに戻るよ。というか、幹事である私がそのへんはいろいろ考えてあるから!!」
B:「なに、そのへんって。なにするの?」
A;「例えば〜・・・」
というかんじで、
この話し合いでどうしてBさんが
「同窓会なんてしなくてもいい。」って思ってるのかわかったし、
Aさんだけの意見だったら、おそらくBさんみたいな人の
立場ってあんまりわからないだろうから、
もし、Bさん的意見を知らなければ、
説得しても無駄な説得にしかならないです。
エッセイでも、自分と逆の意見の人のことをちゃんと理解して、
そこから自分の意見は、「こうだから、こう。」ということで
読者の人も、「あ、この人はいろんな立場から物事がみれる。」
「偏見とか少ないのかも。」「ちゃんと、テーマを理解してる。」と
思い始めて、読んだ後は「あー、確かに、この人が言ってる事は
まちがってないのかも。」というかんじになります。
本当になります!笑
私の書いたエッセイと、教科書に載ってるエッセイを
読み比べたら、(テーマはちがうけど、)私がどれだけ
自分の立場ばっかり主張して、反対側や、他の視点から
テーマを見れてなかったか・・・。
感情で書いてはいけない。というのはそういうことなんですね。
「同窓会こない人の意味がわからない。」から、
頭ごなしに、「みんな来いよ。」ばっかりだと、
誰も来てくれないし、
ちゃんと反対の意見の人の言い分も理解すれば、
説得の仕方だって変えられると思います。
そういうのを知る機会が
ディベートや、話し合いなので、
エッセイなんか書くときは、
お友達とテーマについて話し合うと
いろんな見方がでてきて、
それにどう対抗するかというか、
どう説得材料にできるかとか考えて書けば、
素晴らしいエッセイになりそう!!
ということが今日習った事でした。
(実際クラスで行ったテーマは、
もっと違いましたが笑)
おやすみなさい。
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